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海外滞在中も日本の携帯電話番号を安く維持する方法【povo 2.0】【楽天モバイル】

留学準備
留学準備

留学中、日本の電話番号はどうやって維持したらいいの?

留学やワーホリで海外に滞在している間も、日本の携帯電話番号を維持したいと考えている人は多いのではないでしょうか?

銀行やクレジットカードの認証、一時帰国時の通信手段など、日本の電話番号が必要な機会は意外と多くあります。

日本では多くの通信会社がさまざまな通信プランを提供しており、苦手な人にとっては適切なプランを選ぶことが難しいかもしれません。

そこでこの記事では、留学・ワーホリ中も費用を抑えながら日本の番号を維持する方法について解説します。

渡航後に「もっと節約できたのに…」と後悔しないよう、特にスマホやSIMなどの通信契約が苦手な方は、ぜひ参考にしてみてください。

この記事の結論

結論から言うと、留学・ワーホリ中も日本の番号を維持する方法として、povo2.0もしくは楽天モバイルを利用することをおすすめします。

それぞれ特徴はありますが、とにかく費用を抑えたいという方には、最安だと年間660円で利用できるpovo2.0がぴったりです。

楽天モバイルは最安でも月額約1,000円かかりますが、毎月2GBまでは無料で海外ローミングが可能(対象地域・国に限る)になります。

留学・ワーホリ中に他の国への旅行を予定している方には、楽天モバイルの方が旅行時の手間がかからず、金額的にお得になる場合もあります。

サービス月額料金データ通信量特徴
お預かりサービス(大手キャリア)400-450円なし費用を抑えられる一方、通話もSMSも使用不可
povo 2.0基本0円トッピングにより変動費用を極限まで抑えられる
楽天モバイル1,078円〜海外通信は2GB/月追加料金なしで毎月2GBまで海外ローミングが可能(対象地域・国に限る)
ahamo2,970円20GB追加料金なしで*20GBまで海外ローミングが可能(対象地域・国に限る)
金額表記は全て税込(記事更新日時点)

ahamoで海外ローミングをする場合、20GBに達すると通信速度に制限がかかる上、この制限はデータ容量を追加購入しても日本に帰国するまでは解除されないので注意が必要です。

留学中でも日本の携帯電話番号を維持する方法

現在利用している日本の携帯電話番号を維持する方法は、主に以下の2パターンがあります。

  1. 大手キャリアの番号保管サービスを利用する
  2. 格安SIMなどで契約を維持する

大手キャリアで一時休止(お預かりサービス)

大手キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)では、留学などで長期間サービスを利用しない方向けに、電話番号やメールアドレスを一定期間保管してくれる「お預かりサービス」を提供しています。

各社のサービス内容を簡単にまとめましたが、詳しくは各社公式サイトをご覧ください。

ドコモauソフトバンク
情報保管料(月額)電話番号:440円
メールアドレス:110円
409円429円
保管期間最大6年間最大5年間最大5年間
手続き方法①ドコモショップ
②電話/オンライン
auショップ、電話、オンラインソフトバンクショップ
詳細公式サイト公式サイト公式サイト
金額表記は全て税込(記事更新日時点)

このサービスを利用すれば、月額料金を抑えて番号を維持できるものの、通話もSMSも利用できなくなります

そのため、日本のサービス利用時の認証に使うという番号を維持する目的を果たせないため、この方法は正直おすすめしません

格安SIMを契約する

電話番号を維持する方法としておすすめなのが、日本の格安SIMを最安プランで契約する方法です。

この場合、安く電話番号を維持できるだけでなく、SMSの利用や契約プランによってはデータ通信を使い続けることもできます。

また、日本を出国するまでスマホを普段通り使えますし、一時帰国や本帰国時も空港に着いた瞬間から日本の電波が入るため、非常に便利です。

ただ、格安SIMを提供している会社やプランは数多く存在し、その中から適切なものを選ぶのは、慣れていない方にとっては少し難しいかもしれません。

そこで、以下ではおすすめの会社・プランを紹介していきます。

留学中もお得に使える格安SIMはこれ!

日本で提供されている格安SIMの中からワーホリ・留学におすすめな会社・プランを3つ紹介します。

海外では物理SIMが一般的であり、留学先で日本のSIMを紛失した際のリスクを考慮して、今回はeSIM対応のプランのみ選びました。

povo2.0

povo2.0は、auが提供するオンライン専用プランで、月々の基本料金が0円で利用できるのが大きな特徴です。

データ容量は必要なときにその都度購入する仕組みで、データの購入をしなければ基本的に無料で日本の番号を維持できます。

出店:povo公式サイト

上でお伝えしたように、povo2.0の基本料金は0円です。

以下のように通話やSMSの送信の際には料金がかかりますが、留学・ワーホリ中にこうしたサービスを利用する機会はほとんどないので、特に気にする必要はないでしょう。

  • 国内通話:30秒毎に20円
  • 国際通話:30秒毎に*20円(カナダの場合)
  • SMSの送信:1通につき3円(70文字以内)

最も注意しなければならないのが、povo2.0は完全無料で電話番号の維持ができるわけではないという点です。

180日間(約半年間)に最低1回は何かしらの有料トッピングを購入しなければ、利用停止および契約解除となってしまいます。

しかし、有料トッピングの種類も豊富で最安のものを選べば、年間約600〜1,000円ほどで電話番号を維持できます。

※これまでの最安の有料トッピングは「smash.使い放題プラン」で220円/回でしたが、このプランの新規申込は2024年4月30日で受付終了しました。

各種キャンペーンを除くと、330円/回で提供されている「データ使い放題」「留守番電話サービス」が現在の最安の有料トッピングとなり、年間660円で利用できます。(2024年7月10日時点)

さらに、povoでは海外用のトッピングを購入するだけで、対応の国と地域でもデータ通信を利用できます。

ただし、音声通話やSMSの送信はその都度課金されるシステムなので、うっかり使いすぎて多額の請求がきたなんてことにならないよう注意しましょう。

また、海外でのpovo利用に関して通常のSMSは受信できるものの、銀行やクレジットカードの認証時に送信されるSMSはうまく受信できないという口コミもあります。

これらの点を考慮して、povo2.0の利用を検討することが重要です。

楽天モバイル:Rakuten最強プラン

楽天モバイルは、留学生活中の番号維持やSMS利用だけでなく、留学先から他の国への旅行時にも非常に役立つ「コスパ抜群の格安SIM」です。

出典:楽天モバイル公式サイト
\新規申込または他社からの乗り換えで最大13,000ptキャンペーン実施中/

日本からのSMS認証の受信はもちろん可能で、専用の通話アプリを使えば海外から日本国内への通話も無料でできるなどさまざまなメリットがあります。

月額料金は1,078円〜3,278円で、使用したデータ容量に応じて変動する仕組みです。

そのため月々の料金を最安に抑えた場合でも、番号維持にかかる費用は年間で約13,000円となり、povo2.0と比べて高くなってしまいます。

しかし、楽天モバイルの最大の特徴は、海外でのデータ通信が毎月2GBまで無料で利用可能な点です。

これにより、現地SIMやWi-Fiがなくても数日間はネットが使えるので、現地に到着してすぐSIM契約をする手間が省けます。

長時間フライトで疲れている中、いきなり英語でSIM契約に臨まなくてもいいのは安心ですね。

私が留学しているカナダでは、基本的に通信費は日本よりも高くなる傾向にありますが、楽天モバイルのデータ通信を併用することで、現地で契約するデータ量を減らして月々の通信費を抑えることが可能です。

また、楽天モバイルでは多くの国・地域で海外ローミングが可能なため、数日間であれば他の国へ旅行する際に別のSIMカードを追加で契約する必要がなくなります。

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【番外編】金額そのままで20GB使える「ahamo」

ahamoはドコモが提供する格安プランで、「現地でのSIM契約は留学先での生活にある程度慣れてからにしたい」という留学生に特におすすめです!

出典:ahamo公式サイト

月額料金は20GBで2,970円と、povo2.0や楽天モバイルに比べると料金は高いですが、ahamoでは追加の料金や手続きなしで海外でのデータ通信が20GBまで利用可能です。

データ使用量が20GBに達するか、日本を出国した日から15日が経過すると速度制限(最大128kbps)がかかります。

この速度制限の解除には、データ量の追加ではなく日本に帰国してデータ通信をおこなう必要があるため、あくまで海外での英語生活に慣れるまでの繋ぎとして活用しましょう。

個人的には、最初の2週間はahamoを利用し、現地SIMの契約と同時に日本の番号はpovo2.0あるいは楽天モバイルに乗り換えをするのが最も経済的だと考えています。

日本の電話番号を維持する際の注意点

番号維持のために格安SIMを契約する場合は、今利用しているiPhoneやAndroid端末について確認すべき点が以下の2つあります。

  1. デュアルSIM・eSiMに対応しているか
  2. SIMロック解除がされているか

せっかく契約したのに、端末の都合でSIMが使えなかったなんてことにならないようしっかり確認しましょう。

デュアルSIM・eSIMに対応しているか

デュアルSIMとは、1つのiPhone・Android端末に2つのSIMカードを登録することで、2つの電話番号や通信回線を1つの端末上で利用できる機能のことです。

格安SIMなどで日本の番号を維持しつつ、海外でも同じスマホを使用する場合は、「日本のSIMカード」と「海外のSIMカード」の2つを利用することになるため、今使用している端末がデュアルSIM対応かどうか確認しておきましょう。

例えば、iPhoneのデュアルSIM対応機種は以下のとおりです。

・iPhone XR
・iPhone XS
・iPhone 11シリーズ
・iPhone 12シリーズ
・iPhone 13シリーズ
・iPhone SE(第3世代)
・iPhone 14シリーズ
・iPhone 15シリーズ

Android端末に関しては、「利用中のブランド名(例:Xperiaなど)・デュアルSIM対応機種」などで検索し確認しましょう。

SIMロックが解除されているか

SIMカード:契約情報や電話番号が記録されているICカードのことで、スマホで電話やネット通信をするために必須のカードです。

SIMロック:各大手キャリアが、他社の通信回線を使えない(他社回線のSIMを受けつけない)ように、端末に制限をかけている状態のこと。

大手キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)やその関連会社でiPhoneやAndroidスマホを購入した場合、それらの端末には基本的に「SIMロック」がかかっています。

SIMロックがかかっている場合、購入元の会社のSIMカードしか使えないため、日本・海外に関わらず他の通信会社でSIM契約をする場合には、SIMロック解除の手続きを事前におこなっておきましょう。

SIMロック解除は、契約中のキャリアにてロック解除の申し込みをする必要があります。

留学中の携帯SIMの準備は早めに

今回はワーホリ・留学中の日本の電話番号を維持する方法について解説しました。

日本への帰国がかなり先になる場合などを除いて、基本的には日本の電話番号は維持することを強くおすすめします。

苦手な方にとって、スマホ関連の話はできるだけ避けたいと思いますが、渡航の1カ月前を目処に、この記事を参考にしてSIMカードの準備を進めてみてください!

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